Thursday, November 11, 2010

音声送信の技術の説明 Part 4

[ 3 ] 人口内耳のCIS

電磁波を使用したV2Kは、人体に浸透可能な周波数帯のマイクロ波を超低周波帯域に変調し、パルス発振することにより可能とする。(前述した通り、聴覚に限らず、超低周波帯域でなければ、人の脳は反応しないのだ) 

音声情報を符号化したマイクロ波を、指向性の高いパルスレーザーを使用して、特定の人の頭部に向けて放射すれば、特定の一人の人間にだけ音を聴かせることができる。その他にも特定の一人にだけ音を聴かせる色々な方法が考えられるだろう
3点から電磁波を放射すると1点で交わり干渉し、別の電磁波を作り出す。その電磁干渉波が発生する場所にいる人間にだけ、特定の音声を聴かせることもできる。 

脳が音を感知するメカニズムは、音波を聴覚神経で 超低周波のパルス発振の信号に変換し、脳幹にある蝸牛神経核へ伝達することにより行われる。電磁波の信号を、脳が、声や多様な音として感知するためには、音の情報をその音によって固有の超低周波のパルス発振の信号に符号化しなければならない。この方法は人口内耳のCIS法と同じ技術なので、CIS法の説明を転載する。 人口内耳のCIS法の説明は少し難解ではあるが、外界の音を脳で感知できる信号=超低周波のパルス発振の信号に符号化する技術であるので目を通してみて欲しい。 
『音声信号をまずいくつかの周波数領域に分解し、それぞれをパルス状の矩形波に変換した後、低域周波数通過フィルターをかけます。 
こうすると、もとの音声波形は2相性のパルス列になり、各パルスの振幅はもとの音声波形の振幅に相当するようになります。 
各電極のパルスにわずかな間隔をあけ、上記の振幅変調をおこなって順次発火させるのです。 
このような処理を行うと各電極の発火がオーバーラップすることがないので電極間の干渉がなくなり、音声信号を忠実に伝えることができるという考え方です。』 

CIS方式では持続0.9μ秒の高頻度パルスで情報を送る仕組みとなっていて、音声聴取に十分な情報を送ることが可能です。』 


正常な聴神経は33,000本ある。それに対し現在主流のCIS方式は1222チャンネルだ。これが、仮想120チャンネルになると音質は格段に向上し音楽さえ綺麗に聞こえるようになる。人口内耳は頭部にインプラントするために、大きさや重さに限界がある。そのため音をパルス発振の信号に符号化するチャンネル数も限られる。しかし、脳に埋め込む必要のない音声送信用機材ならば、大きさ、重さに制限はない。人工内耳よりも鮮明に音を伝える事が可能になる。 

音の情報を、その音の種類によって、脳で感知できる固有の超低周波のパルス発振の信号に変換する符号化は、このように既に商品化され医療機器に使われている技術だ。「音→ “超低周波のパルス発振の信号」の符号化が既にできているという事はつまり、音声送信の発する声の内容も、「超低周波のパルス発振の信号” →音」に変換し録音可能だと言える

参照:浜田至宇 著『マインドコントロールの拡張